全くをもって屈託の無い笑顔の貴方と挨拶をしての二十余年は
僕の気持ちとは裏腹に風光明媚で明朗快活な声で爽やかに流れて行った。
どんなことが起ころうともその磁場に歪みは生じなかった。
ファストフードの「Smile」の生みの親だと信じるあなたの「Smile」。
それはどんな人間の心の泥濘の水たまりの水にも光を差し込んでくれる
まさに「Big Smile」だった。
道すがら僕とすれ違って交わした「日常のHumming」は
今夜、僕の脳裏に一生メモリーされました。
このメモリーは宝箱にしまうべきではなく
常に僕の傍らに置いておこうと思っています。
そうすることで、いつでもあの道で交わったあの時間に還る事ができるから。
そして、いつでも足をとられていた泥濘を乾かす事ができるから。
世は「Smile」を象った円盤を投げ回っています。
でもやっぱり「Big Smile」はどうにも見当たらないし
円盤も見かけません。
そうです、その円盤は僕たちの中に埋め込まれています。
僕たちの会話の中で、夢の中で、永遠にキャッチ・リリースされます。
僕たちの「笑顔」よ、永遠に。
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