12.31.2010

Seven Stars Rhapsody

★渥美 清に始まり、渥美 清に終わるintro

★イケてる社会にFond Farewell

★西新のとある酒場で目にしたRoman Candle

★Modern Jazz Quartetを聴きながら独りで飲むCoffee

★Woddy Allenと志村けんの日米コミカル対決

★駆け抜け、消え去った12kgの脂質

★祖父の墓前に手向ける3本の線香と僕が噴かした1本の煙草

12.02.2010

ロケハン、心の境地へ。vol.3

第三弾は長崎県壱岐市。
先祖代々守られてきた、小さな島の広大な秩序、蒼い海。
海よりかは山が好きで、山が好きだし木こりみたいな風貌してるし
山BOYだよね、なんて反吐が出る批評を近頃受ける事にとても内心憤慨している
僕ではあるが、人生の記憶が始まったころから海と船とはとても密接な関係にある。

そして、この島に足を踏み入れると、僕は海の男を決め込む。
そういうnarcissismはあっていいと思う。

誰もが持ち得るふるさととその風景があるように、
その温かみが、自分自身の心を癒すように、
この小さな島には、守るべきモノコトが凝縮されている。

そんな宝の島を、失う訳にはいかない。
かならず、戻りたいと思う。






11.14.2010

霧山修一朗的趣向 vol.2

第二回は桜坂。
未来派探索という趣味は周囲に密かに認知され出したようだ。
とはいえ、その周囲とは僕一人のことを差すのであるが。

街で独りぶらぶら歩いているところを、友人とばったり出くわしたとする。
「おぉっ、なんしようと??」みたいに聴かれると、僕は
「うん、今すぅ〜ごく寂しく哀れな遊びをしよるところ」と答えるのであろう。
そうやって机上のロンリーウルフを決め込んでしまうのだが、後ろは振り返れない。
怖いだけだ。そして、宗派は二つに分けるとするならば、
僕は「Just Do It派」だからだ。

「Impossible is Nothing派」のように壮大な未来は約束されていない。
「心は常にアスリート」をスローガンにやっていかなくてはいけない宗派なのだ。

そんなこんなで、桜坂をうろつく。
自分が居を構えるにあたって、そこの土地の名前がとてもメモリアルなもので
あれば、とても素晴らしいなと僕は思うのだが、
桜坂は浄水同様、そのバリューを持っている名だと思う。

桜坂は風光明媚なUP↑DOWN↓な土地として博多の街では有名であり
標高が高い場所は高級指向、低いところはシャレオツなスポットが点在している。
が、が!である。くまなく散策する程、世界の終わりのような世界がジグゾーパズルの
ように、散りばめられていた。

終末のような空地、鬱蒼とした森。
浄水のようにノスタルジー漂う住戸も見当たらない。
(今現在または近い将来の生活スタイルに指針を合わせているので、高額な金額の物件ではない為)
優雅な名前を逆手に取ったかのような世界。

しかし、こうして徒歩の速度でやっていかないと、土地の真の姿は見えては来ない。
名前名前とイメージばっか先行させて、了見が狭いっちゃありゃしない。
そうして漂う毎日に、自分自身に喝を注入することは、大切だと思い知らされる。
そういう収穫も、アル。

得るべき収穫は、全くない!





11.07.2010

保険なんぞつべこべ言わず、ロケハン。vol.1

第一回は浄水界隈をロケハン。
上流階級が暮らす緑豊かな街。
博多の街にもこんなノスタルジー溢れるところがあるのかと
訪れるたびに驚かされる。
NEW YORKやLAやPARISやLONDONやSHANGHAIやら、
世界にあらゆる人生のゴールテープが張られてある中で
結構浄水でゴールフィニッシュしたいと思う。

価値感やらセンスやら人のみかけってどうでもいいくらい
浄水は言葉イラズで、デシャバルお口を緑の新鮮で穏やかな空気が
塞いでくれる、きっと。





10.30.2010

川端情緒非情

急激な季節の変わり目に勃発した戦。

それは僕の住処をも戦の渦に巻き込んだものだった。

僕の住処に突如飛来したB-29ならぬD-29(ダニ-29)は

沢山の爆弾を僕の鼻孔に投下し、すぐさま風のように去って行った。

甚大な被害を受けた僕の鼻世界は焼土と化し、復興を余儀なくされた。

復興支援を得るため、僕は木枯らし舞う川端商店街のドラッグストアへ向い

一時的な鼻世界の混乱の沈静化を図るべく、特効薬を探り始めた。

とはいえ、ドラッグストアの多種多様な薬の陳列技法に戸惑わされるばかりである!

そこにドラッグストアの神・薬剤師が救いの手を差し伸べる。

「どのような症状でいらっしゃいますかぁ?」

鼻世界の民の一揆に耐えきれなくなっていたぼくは、その救いの手に手を手向け

今この世界で起こっている数多の哀しみ憎しみを堰を切ったように話した。

「ではこのお薬が一番効果が期待できますねぇ」

長身の蛭子能収といった風貌のその神・薬剤師は、僕に漢方成分が入った錠剤を差し出した。

「あなたのような慢性鼻炎はですねぇ、点鼻薬のような一時的なものではすぐに治りませんのでぇ、
この錠剤を食後に10錠ずつ飲むとすぐに効果が期待されますねぇ〜、えぇえ〜へぇ〜、Hey!」

この神・薬剤師に、僕はいつのまにか慢性鼻炎だと診断されたようだ。

「あなたのような体質はですねぇ、ぶつぶつ…」

この神・薬剤師が特許を天にかざし、僕に説教を始めた目を盗み

この錠剤の値段を観てみると、4千円もするではないか!

まず、僕は慢性鼻炎ではない。

一時的にD-29の大空襲を受けて、早期な心の鎮魂と、鼻世界の復興を目標としているだけで

飽くまで慢性鼻炎ではないのだ!

神の光を発していたように見えた神・薬剤師も、よく見るとただの長身の蛭子能収ではないか。

騙された!ドラッグストアでさえ復興支援も名ばかりで、金の餌食ではないか!

嗚呼、人情の温度で満たされた川端商店街だとはとても思えない。

ここは一つ「喝」をお見舞いすべきである。

しかし、なおも説教を続ける長身の蛭子能収。



説教が終わると、僕は「なるほど、とてもわかりやすかったですわ。僕の物に対する愛情の注ぎ方や
日常生活が全くなってないということですね。ここはひとつ反省し直し、この薬を買いたいと思います」

懺悔はまだまだ終わらぬぞ的な顔を浮かべる長身の蛭子能収に、

僕はパブロンの点鼻薬を差し出し、1,500円を払い、レシートも受け取らず

点鼻薬を手に取り、木枯らし舞い上がる川端の街へとくりだした。

10.17.2010

反復を繰り返す反覆

ひとつのモノコトを思いつく限り羅列すると

結果膨大なデータとして炙り出される。

その言葉や意味をランデブ〜ると

ひとつの壮大な物語となり、作品となる。

とはいえ、それはまだ頭の中の江戸庶民がどんちゃん騒ぎをしているだけで

何もカタチとして現れないでいる。

炙り出されたそれを、ありとあらゆる策を練り上げ

カタチに変えて行く。

とても遠く、意志の強いお遍路さんには怒られ、慰められ、叱咤される。

カタチとなって現れる日を、その願いをぶっ壊して

美しい練りきりを施された、甘〜い和菓子のような輪郭を

はっきりと描き出そう。ベイベ〜♪

それにしても、そうやって炙り出される膨大なデータを構築している

人やモノコトって、一体なんなんだ!?

すごいじゃないか!

無垢!無垢!無垢!懲りず無垢!

真っ暗暗の闇の暗闇に照らし出される月光。

思わず見惚れた光景だったけど

シャッターを押すのも忘れ、心のシャッターも押すのを忘れ、

北からの侵略者による拉致を恐れ

車窓からの風景としてその場を立ち去る事しかできなかった。

暗闇に浮かぶ月を前に思う事は

僕を取り巻く人々の日常。

ある人を思い出せば含み笑い、またある人の名前を声に出してみては

ため息をつく(感嘆の!)。

皆の境地に追いつけるように、また並ぶように

そして死ぬ前にでも追い越せるように(僕は最期大器晩成型)。

ひたすらWhite Roadを探求し続けよう。

10.09.2010

Monoと黒Label

雨粒がシトシト降れば

夢をみましょう、今夜は。

久しくしていなかった晩餐会。

今夜は月の遥か彼方にお引っ越しをされた

その「笑顔」に乾杯。

10.08.2010

a Natural Voice

全くをもって屈託の無い笑顔の貴方と挨拶をしての二十余年は

僕の気持ちとは裏腹に風光明媚で明朗快活な声で爽やかに流れて行った。

どんなことが起ころうともその磁場に歪みは生じなかった。

ファストフードの「Smile」の生みの親だと信じるあなたの「Smile」。

それはどんな人間の心の泥濘の水たまりの水にも光を差し込んでくれる

まさに「Big Smile」だった。

道すがら僕とすれ違って交わした「日常のHumming」は

今夜、僕の脳裏に一生メモリーされました。

このメモリーは宝箱にしまうべきではなく

常に僕の傍らに置いておこうと思っています。

そうすることで、いつでもあの道で交わったあの時間に還る事ができるから。

そして、いつでも足をとられていた泥濘を乾かす事ができるから。

世は「Smile」を象った円盤を投げ回っています。

でもやっぱり「Big Smile」はどうにも見当たらないし

円盤も見かけません。

そうです、その円盤は僕たちの中に埋め込まれています。

僕たちの会話の中で、夢の中で、永遠にキャッチ・リリースされます。

僕たちの「笑顔」よ、永遠に。

10.05.2010

SHISSO!

僕は走る

今日の日の僕を抜き去るために

僕は走る

遠くを走る君の背中を追い越すために

僕は走る

どこかで煙を吐く君のその肺と満天の夜空に嫉妬するたびに

僕は走る

摩天楼よりも高く聳え立つために

そして僕は走る

明日の僕の背中を押すために

9.28.2010

仙台の歓喜

物心つく前に平和台にやってきた

ずっと弱かった

王さんも最初は苦労した

秋山と工藤の加入で小久保と松中と城島が台頭した

世紀の終わりに王さんが宙を舞った

2003年大阪で2度目の歓喜をAwayで味わった

それから7年

ずっとずっと待った

いつの間にか勝っても負けても大好きになっていた

でも永らく感じていない季節

秋にはいろんな秋がある

博多の街と人たちにとっては秋といえばホークスなんだ

秋に胴上げしてビールかけを観て僕らもビールをかけ合う

7年越しに僕らの秋が帰ってきた

逆境の残り6試合の軌跡は奇跡

実りの秋 秋山の秋!

今年はやったばい!

9.23.2010

Cool Things

・9.19.2010 Ukiha
 趣味が流転する人間や人生はかっこいい。
 くわえタバコ。
 Don't Sleep!詭弁な男。




9.22.2010

The Daydream Never Ends

収拾がつかない僕

啾々たる眠れぬ街

眠らない吐息

雀の群

水上の汗

歩く脚

頭を下げる今日

腰を上げる明日

終わらない僕

君の瞬きの随に

9.16.2010

盗んだバイクは走り出せない

盗んだバイクで走り出しても

公園に火をつけても

どこかののぼり広告を引っこ抜いても

盗んだ奴らも、盗まれた奴らも

どっちも具合が悪いんだよ

それが時がたってその悪事を武勇伝のように

懐古すんのは一番格好わるくてイタいんだよ〜

「1979」とは違う世界なんだから

「1979」をそのAttitudeでは表現できないんだから

そんなことやってるうちは

いくら歳を取っても

お前らに負ける気はしねぇ

9.07.2010

嗜まなマクマナマン

玄米茶の良い薫り

今夜は風雨鳴り止まぬ夜ではあるが

未だ残り香を漂わす蚊取り線香も

蝉の最期も

一つになって風に舞い上がってイル

今ひとつ香り嗜む

玄米茶の良い薫り

9.03.2010

Item、お土産




ふと見上げる

大海原にはいくつもの無数の大陸があって

大海原の世界を統治する神は

ブッダでもジーザスクライストでもなく

てるてる坊主だ

民がもつ心の彩色の数で

大陸の価値は上がり

大きな城となる

空ってそんなもんだ

Big Decision

本当に守りたいと思うものは

自分が生まれ育った街でも

自分を成長させてくれた土地でもなく

自分を生んでくれた親が見てきた風景であり

幼心でもって感じる事のできた

素朴な温かさに満ちあふれたアンニュイな感情

蒼い空があって 豊かな緑があって

透き通った海がある

それが失われようものなら

僕は命がけで守り抜こうと思う

9.01.2010

奥ゆかしき、倉敷。

・8.28.2010 Kurashiki,Okayama
 老いを感じながら飲むラムネはうまかつた!






Scenic World

瀬戸内の海風はさらりと優雅

尾道の夜空は抜けるほどブリリアント

雨降らしの悪戯坊主も

寺の坊主の鳴らす鐘で意気消沈

登って 上って 昇って

下るクールダウンのお供に

自由律な口技メロディライン

ココロとカラダを焦がして飲むビール

脂ののったアジの身は

甘くてとってもMilkyである